すぐ始められるカーシェアリング…システム搭載車を販売へ

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カーシェアリング事業「Withree (ウィズリー) 」を展開するクレアティー・サービスは、12月1日より、同社が開発したカーシェアリング用システム(車両予約・開錠システム)を搭載した「カーシェアリング用車両」の販売を開始する。

クレアティーでは2009年3月よりカーシェアリング事業に参入、東京都中央区・品川区などでテストマーケティングを行ないながら、独自のカーシェアリング用システムの開発を進めた。

同社のカーシェアリング用システムおよびカーシェアリング用車両では、(1)パソコンおよび携帯での車輌予約、(2)GPS 対応、(3)携帯電話での開錠といった機能を標準装備するとともに、利用者間での予約調整やガソリン代や利用の精算を容易できる機能を導入している。また、同車両を購入し、無償貸出でのカーシェアリング事業を行う場合、レンタカーの申請が不要となる。

他分野の既存事業者がカーシェアリング事業に参入する事例が見受けられるが、クレアティーは「無償貸出によるカーシェアリング」が今後広まっていくものと考える。マンション事業者(デベロッパー、管理組合、オーナー)や駐車場オーナー、ビルオナーナーなどを販売先とし、カーシェアリングサービスとの相乗効果が高い既存事業者の参入を促す。2010年3月末までに合計100台の販売を目指す。

購入費用

購入した車両を無償貸出でカーシェアリングする場合
●車両代金:実費
●車載システム:20万円
●システム保守費:1万5000円/月
損害保険料、車検整備費は別途発生。
車両の予約管理、顧客管理、車両管理、ガソリン代精算は、購入者が行なうものとする。

購入した車両を有償貸出でカーシェアリングする場合
●車両代金:実費
●車載システム:20万円
●システム保守費:1万5000円/月
●運営代行費:1万円/月
損害保険料、車検整備費は別途発生。
「運営代行費」には、車両の予約管理、顧客管理、車両管理、代金収集が含まれる。

《高木啓》

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