JOGMEC、ロシアで天然ガス燃料化事業を調査

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独立行政法人の石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)とロシア・イルクーツク州のイルクーツク石油(INK)は27日、天然ガス資源を燃料にする事業化調査を実施すると発表した。両社は「JAPAN-GTLプロセス」の適用可能性を共同で調査する覚書に調印した。

JAPAN-GTLプロセスは、市場から遠隔地にあり、可採埋蔵量が中小規模であることなどの理由で経済的開発が困難な天然ガス資源を有効活用し、早期事業化を促進するため、JOGMECが日本GTL技術研究組合と共同で開発しているもの。

JOGMECとINKは今回の覚書に基づいて、日本GTL技術の協力を得ながら、1年間にわたって東シベリア・イルクーツク地方でのINK保有鉱区から産出される天然ガス資源を対象に、天然ガスから軽油などの合成液体燃料を製品化する事業化調査を共同で実施する。事業化の可能性が確認されれば、日本とロシア間の新たな分野での協力事業となる可能性がある。

《レスポンス編集部》

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