『ルーテシア』はVWポロやプジョー207と同クラスのコンパクトカーだ。
価格は222万円からで、3ドアや5ドア、4ATや5MTといった仕様があり、中には「イニシアル・パリ」(285万円)のようなレザー内装の豪華版もある。207同様、人をいやすような乗り味やフランス車らしいセンスが魅力だ。
一方、この10月に発売された「ルーテシア RS(ルノー・スポール)」(299万円)は、ホットハッチと呼ばれる高性能FF車の中で台風の目となるニューモデル。大人しいスタイルのノーマルとは一線を画した迫力あるエクステリアも特徴。
高性能2リッター自然吸気エンジン(202ps、21.9kgm)、6MT、ブレンボ製ブレーキ等で武装した本気マシンで、名車と評された先代RS同様、各方面からの評価は高い。リッター100psを超える高性能の自然吸気ユニットはエンジンを回す楽しみを味わえる。マニア度は若干高めだが、プジョー207 GTiとMINI クーパーSにとって最大のライバルだ。