【ロサンゼルスモーターショー09】トヨタ シエナ…3代目にモデルチェンジ

自動車 ニューモデル モーターショー
トヨタ シエナ
トヨタ シエナ 全 10 枚 拡大写真
米国トヨタ販売は2日、ロサンゼルスモーターショーで新型『シエナ』を発表した。大人7名または8名がゆったり移動できる空間と、高いユーティリティを持つ北米専用の大型ミニバンである。

トヨタは1990年代初め、北米に『プレビア』(日本名:初代『エスティマ』)を投入。しかし、ボディサイズが北米では小さいこともあり、成功しなかった。そこでトヨタは1997年、北米専用ミニバンのシエナを開発。今回発表されたのは、その3代目モデルである。

『カムリ』のプラットフォームを利用したFFミニバンという点は新型でも変わらない。大きく変わったのはそのデザインで、トヨタの北米向けクロスオーバー、『ヴェンザ』を思わせる逞しいフロントマスクを採用した。トヨタの北米デザイン拠点、CALTY(キャルティ)が手がけたデザインは、北米市場の顧客の嗜好に合わせたものだ。

ボディサイズは全長5085×全幅1986×全高1750mm、ホイールベース3030mm。ホイールベースは先代と共通だが、オーバーハングは若干短縮された。日本専用ミニバンの『アルファード』(全長4850×全幅1830×全高1890mm、ホイールベース2950mm)と比較すると、シエナの巨大さが際立つ。

グレード構成は「LE」「SE」「XLE」「リミテッド」の4種類。2列目シートがキャプテンタイプか否かで、7名乗りと8名乗りに分かれる。

室内長を先代比で50mm以上拡大したおかげで、さらにゆとりが向上。シートは長距離ドライブでの快適性を重視した設計だ。7名乗りの2列目キャプテンシートは、585mmの前後スライド機構を採用。8名乗りの2列目シートは中央席が脱着できるなど、シートアレンジは多彩だ。

3列目シートは50mmのスライド機構と60対40の分割可倒機能付き。3列目シートを起こした状態でも、荷室にはゴルフバッグ5個またはスーツケース4個が積載できる。

エンジンは3.5リットルV6(266ps)と2.7リットル直4(187ps)の2機種。トランスミッションはマニュアルモード付き6速ATだ。米国EPA(環境保護局)予想燃費は、3.5リットルが市街地7.65km/リットル、高速10.2km/リットル、2.7リットルが市街地8.1km/リットル、高速11km/リットル。駆動方式はFFが基本で、このクラスでは珍しい4WDをオプションで用意する。

安全面では、7エアバッグ、VSC、ABS、EBD、トラクションコントロールなどを全車に標準装備。緊急時の自動通報などを行う「セーフティコネクト」は1年間、無料付帯する。最上級のリミテッドには、「プレコリジョンシステム」がオプション設定された。

新型シエナは米国インディアナ工場で生産され、2010年2月、北米市場へ投入。米国トヨタ販売のボブ・カーター副社長は、「新型シエナは、消費者のニーズに合った商品を発売するというトヨタのポリシーの好例」と語り、新型の拡販に意欲を見せている。

《森脇稔》

ピックアップ