イノシシが高速道路に侵入、多重衝突

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1日午後、佐賀県多久市内の長崎自動車道上り線で、車両4台が関係する多重衝突事故が起きた。山から道路へ侵入してきたイノシシを避けようと、先頭車両が急停車したことが発端となっており、1人が重傷を負っている。

佐賀県警・高速隊によると、事故が起きたのは1日の午後3時ごろ。多久市東多久町別府(N33.17.2.2/E130.9.3.2)付近の長崎自動車道上り線で、第2車線を走行していた乗用車が、道路沿いの山から本線に進入してきたイノシシと衝突した。

乗用車はイノシシを弾き飛ばした後、約100m先で急停車。これを避けようとした後続(2台目)の乗用車が急ブレーキを掛けたが、前方の状況がわからない3台目のクルマがブレーキが間に合わずに追突。2台目のクルマは第1車線側へ弾き飛ばされ、後続の大型トラックがこれに突っ込んだ。3台目のクルマは減速しきれないまま1台目のクルマに衝突し、車両4台が関係する多重事故となった。

この事故で2台目のクルマが大破し、運転していた男性が胸部骨折の重傷。他のクルマの運転者にケガはなかった。イノシシは体長約1mで、2台のクルマに次々とはねられたことで即死している。

現場は片側2車線の直線区間。付近では以前にも野生動物が本線に侵入し、通過車両にひかれる事故が起きているという。

《石田真一》

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