伊藤忠、EV向けリチウムイオン電池事業を強化

自動車 ビジネス 企業動向
Th!nkのEV、シンクシティ
Th!nkのEV、シンクシティ 全 3 枚 拡大写真

伊藤忠商事は、米国エナール1が実施する増資を引き受け、電気自動車用のリチウムイオン電池事業を強化する。エナール1が実施する第三者割当増資を2000万ドルで引き受ける。

関連画像:エナール1グループ概要

伊藤忠は、2003年にエナール1に出資をしており、今回の増資後の出資比率は5%弱となる見通し。12月10日までに実行する予定。

エナール1の100%子会社のエナデルは、OEMレベルの車載用のリチウムイオン電池システムを製造できる電池メーカーで、米国内で唯一、セルから電池システムまで一貫して開発・製造できる量産設備を保有する。2009年8月には米国政府が実施するグリーンニューディールの一環で助成金1億1850万ドルを獲得している。

すでにボルボ社やノルウェーの電気自動車メーカーTh!nk(シンク)社などへの電池システムの供給が決まっている。

今回の増資引き受けにより、伊藤忠商事は、エナデルをはじめとするエナール1グループとの関係を強化することで、リチウムイオン電池関連の総合ビジネスを強化する。伊藤忠では2012年度のリチウムイオン電池関連事業の売上350億円を目指すとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  2. ブリッツ、エンジン出力向上デバイス「パワコンX」発売、190車種以上に対応
  3. 中国エリア初、「アルパインスタイル広島183」がグランドオープン
  4. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
  5. 【ダイハツ タフト 新型試乗】ほどよい個性とさりげない行動範囲の広さがいい…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る