日本精工、燃費向上するハブユニットを開発

自動車 ビジネス 企業動向

日本精工は7日、自動車の燃費向上に貢献する低フリクション(摩擦)ハブユニット軸受を開発したと発表した。

CO2排出量削減要求やガソンリン価格高騰を受け、自動車メーカーでは環境対応が急務で、対応策の一つとして、ハブユニット軸受を含む、自動車のエンジンからタイヤまでの全ての回転部分の摩擦を低減し、走行抵抗を低減することに取り組んでいる。

ハブユニット軸受には、苛酷な市場環境での使用を前提に、外部からの泥水浸入防止用の密封装置(シール)が装着されている。低フリクション化には、軸受内部とシール両方のフリクション低減が必要となる。

しかし、一般的に低フリクション化と、軸受機能は、トレードオフの関係にあるため、低フリクション化するとハブユニット軸受としての機能性が低下する可能性がある。

同社は今回、軸受内部設計の最適化、最適グリースの選定、低フリクションシール開発により、機能性を維持したため、フリクションを25%低減させた低フリクションハブユニット軸受を開発した。

2013年に売上28億円を目指す。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ヤリスクロス』と『カローラクロス』の約10万台にリコール…パノラミックビューで映像が確認できない
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. トヨタ『ライズ』、5色のカラフルなフルーツテーマで登場…土曜ニュースランキング
  4. 【スバル フォレスター 新型試乗】日本車の目覚しい進歩に舌を巻く…中村孝仁
  5. 「かつての『サニー』が随分と立派に…」日産の新型セダンが話題に!進化したVモーションにも注目
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る