三洋電機、スマートエナジーシステム事業を本格展開

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三洋電機は、工場や学校、店舗などの施設のCO2排出量やランニングコストの大幅な削減を提案するエナジーソリューション事業を本格展開する。

事業を早期に具現化するため、実証実験を行う加西事業所新工場「グリーンエナジーパーク」が、国土交通省の「2009年度第2回住宅・建築物省CO2推進モデル事業」に採択された。

採択プロジェクトは、家庭や事業場から排出されるCO2排出量を削減するため、国交省が、省CO2の実現性に優れた住宅・建築プロジェクトを公募し、整備費の一部を補助するというもの。今年度は52件の応募の中から20件が採択された。

グリーンエナジーパークは、既存の建屋に加え、ハイブリッド自動車用リチウムイオン電池の新工場、管理棟などで構成する施設群を新築するプロジェクト。新工場の建屋工事費約130億円とは別に、約50億円を投資し、太陽電池や蓄電池などを活用してCO2排出量を低減する大規模「スマートエナジーシステム」を導入する。1MWのHIT太陽電池でエネルギーを創出し、1.5MWhの大容量・高電圧リチウムイオン電池システムで蓄電し、各種省エネ機器を連携制御するエネルギーマネジメントシステムなどの個別技術と、これらを統合した制御システムを駆使してCO2排出量の削減とエネルギーの最適活用を図る。

これらの取り組みで、年間約2480tのCO2排出量が削減できる見込み。この実験の成果をアピールしてスマートエナジーシステムを売り込む。

《レスポンス編集部》

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