米国ホンダは8日、2009年1月1日午前8時からロサンゼルスで行われる「ローズパレード」の出展内容を明らかにした。今回は巨大な帆船で、『ASIMO』(アシモ)が船長を務める。
ロサンゼルス郊外のパサディナで行うローズパレードは、米国の代表的な新年行事のひとつ。2010年で121回目という長い歴史を誇り、毎年100万人もの観光客が訪れる。パレードにはさまざまな「フロート」が登場。フロートとは大型の台車のことで、日本の祭りの山車のようなもの。2010年のホンダのフロートは、巨大な帆船が表現され、船長はヒューマノイドロボット、アシモという設定だ。
帆船は「シップオブドリーム」と名づけられ、長さ23m、高さ14mという迫力のスケール。船体には全米の7つの慈善団体のロゴマークが記される。現時点では完成イラストと模型しか公表されていないが、例年通り、ユニークな仕掛けが採用されるはずだ。現在、ホンダの現地アソシエイツ(従業員)が、フロートの最終仕上げに取り組んでいる。
また、今回も米国ホンダがパレードに協賛。2010年はアキュラブランドの新型クロスオーバー『ZDX』がパレードのペースカーを務めるほか、パレードの運営に車両を提供する。
ローズパレードでは毎回、優秀なフロートを表彰するが、ホンダは過去15年で14回の賞に輝いている。2010年、ホンダは15回目の賞獲得を目指す。