静岡県警で署長職にあった57歳の警視が今年11月下旬、非番中に速度超過違反を摘発され、戒告処分を受けていたことが9日に明らかとなった。10日付けで署長を解任され、本部外事課に異動するという、事実上の更迭人事も行われている。
静岡県警・監察課によると、この警視は菊川署の署長職にあった11月21日の午前11時30分ごろ、静岡県島田市内の市道で、制限速度(40km/h)を大幅に超過する93km/hで走行。パトロール中だった島田署員に道路交通法違反(速度超過)容疑で摘発されていた。
警視は当日が非番日にあたり、公務中ではなかったことから、警察は摘発の事実をこれまで公表しなかった。監察課は処分を検討した結果、「停職には至らない」と判断。同月26日付けで戒告処分を実施していた。
しかし、9日になって事態が発覚。大きく報道されたことで市民から苦情の電話が相次ぐ状態となった。県警・警務課は警視の署長職を解き、14日付けでこれまで空席だった本部・外事課の国際テロリズム対策室長へ警視を異動させることを決めた。署長職と室長職はほぼ同等とされているが、事実上の更迭人事とみられる。
監察課では「幹部職員だけに厳しく対処した」とするが、テロ対策部署への異動が適切かどうかについては議論を呼びそうだ。



