オートバックス、経営破たんした米国子会社に提訴される

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オートバックスセブンは、経営破たんしたオートバックス・ストラウス(ABストラウス)から12月11日(現地時間)付で米国デラウェア連邦倒産裁判所に損害賠償を求めて提訴されたと発表した。

オートバックスは、ABストラウスを2007年3月にオートバックスU.S.A.(AB USA)の完全子会社として設立し、ABストラウスは同年5月に経営破たんした旧ストラウスの資産を買収した。

2009年2月、ABストラウスは、米国金融危機などから資金繰りが圧迫、事業を継続することが困難と判断し、米国連邦倒産法第11章に基づく倒産手続の適用を申請した。ABストラウス株式は、その親会社であるAB USAの倒産手続で第三者に売却され、オートバックスからABストラウスに派遣していた役職員全員が帰任した。

今回の訴状によるとABストラウスと旧ストラウスは、オートバックスが倒産手続で届け出ているABストラウスに対する債権約4400万ドルに対して異議を述べており、また、旧ストラウスの資産買収、ABストラウスの事業運営、倒産手続の適用申請に至る過程で、オートバックスがABストラウスに派遣していた元取締役などの行為により損害が生じたと主張している。

訴状で、請求額は特定されていないものの、補償的損害賠償の額として少なくとも1億ドルと懲罰的損害賠償の額として少なくとも2億5000万ドルが主張されている。

オートバックスでは「原告の主張及び損害賠償請求額について事実無根ないしは根拠が乏しいと判断しており、今後裁判において正当性を主張して争っていく方針」としている。

《レスポンス編集部》

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