日産ディーゼル工業は15日、中型トラック『コンドル』のメインハーネスに不具合があるとして、国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2003年5月12日 - 2009年8月6日に製作された1万0707台。
キャブと車枠間のメインハーネスの取り回しが不適切なため、ハーネスとキャブティルト用トーションバーが接触し、ハーネスが損傷して断線または短絡、灯火器の不灯、窓拭き器の不作動、エンジンの再始動ができなくなるおそれがある。
全車両、メインハーネスに固定用ブラケットを追加するほか、ハーネスに損傷がある場合は、補修する。
不具合発生件数は9件で、市場からの情報と国土交通省からの指摘でわかった。事故は起きていない。