日本自動車タイヤ協会は、2010年の新車用タイヤの需要動向で、四輪車用が前年比14%増と大幅に増加する予測を発表した。
予測の前提となる2010年の国内四輪車の生産台は同13.8%増の898万台と予想する。
2009年の新車用タイヤ需要は、輸出の低迷で国内生産台数が落ち込んでいるため、同31%減となる見込み。2010年は、2009年の輸出の大幅減の反動から増加に転じるほか、環境対応車の補助金・減税制度で国内需要が上向くと見ているため、2ケタ増の伸び率を予測する。
市販用タイヤは夏用タイヤの2009年が同7%減となる見通しだが、2010年も需要の大幅な回復は見込めず、前年並みにとどまる見込み。冬用タイヤは、2009年が国内新車販売低迷などから同12%減となる見通し。2010年はここ数年続いたマイナス傾向の反動から同2%増と小幅ながらプラスに転じる見通し。