日本精工は、自動車部品加工用のマシニングセンタの主軸（スピンドル）として、「高剛性・高出力ビルトインモータスピンドル」を開発した。
中国をはじめとした新興市場での自動車生産台数が増加していることを背景に、生産設備の増強が活発に行われ、これに伴ってマシニングセンタの需要も増加している。マシニングセンタには、中低速回転で大きな外力に対応する重切削のニーズが高くなっている。
今回開発した製品は、高剛性と高出力化により部品加工能率を向上するとともに、軸受に微量のグリースを補給する潤滑方式を採用することで、長寿命化と人に優しい作業環境の実現、省エネに貢献するとしている。
製品は2010年1月から販売を開始し、2012年に15億円の売上げを目指す。
