ドバイショック!! アブダビから軍用車…誰が買う?

自動車 ニューモデル モーターショー
ボディガード700
ボディガード700 全 5 枚 拡大写真

アブダビの新興メーカー、ALANQAモーター社は16日、ドバイ国際モーターショーにおいて、新型ミリタリービークルを発表した。その名も『ボディガード700』だ。

ボディガード700は、ドバイモーターショーで同時発表した『Vガード』の兄弟車に当たる。Vガードが民生用、ボディガードが軍事用という関係だ。これは米国のAMゼネラル社が1985年から生産している軍事車両『ハンヴィー』(HMMWV)と、その民生車両のハマー『H1』の関係と同様である。

ボディガード700の詳細なスペックは公表されていないが、民生用のVガードは『コルベット』用のGM製7.4リットルV8を積み、チューニングによって最大出力620psを発生。トランスミッションはGM製6速ATで、トランスファーはGM製の2スピードタイプ。2400kgというヘビー級ボディでありながら、0-100km/h加速7秒、最高速210km/hというパフォーマンスを発揮する。

ボディサイズは全長5370×全幅2150×全高1900mm、ホイールベース3692mm。グラウンドクリアランスは650mm、アプローチ/ディパーチャーの両アングルは80度。水深120cmまでなら走行可能という頼もしいスペックを持ち合わせる。ガソリンタンクは200リットルの大容量だが、燃費は3.75km/リットルに過ぎない。

ボディガード700の写真を見ると、Vガードに対して、さらにスパルタンさを増しているのが確認できる。室内には計器類やスイッチがずらりと並び、特殊な用途を想定したモデルであることをうかがわせる。

ALANQAモーター社は、ボディガード700とVガードを合わせて、年間100台生産する計画。価格は12万ドルから30万ドル(約1080万 - 2700万円)だという。ボディガード700のエンジンや駆動系がGM製であることを考えると、ハンヴィーと非常に似た生い立ちを持つ軍用車といえるが、果たしてこのボディガード、購入するのは誰だろうか?

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 日産『リーフ』新型、米国EV最安値の約440万円から…今秋発売へ
  3. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  4. マセラティの最新スーパーカー『MCPURA』、北米デビュー
  5. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る