三菱自動車は21日、中国のエンジン生産の合弁会社である瀋陽航天三菱汽車発動機製造の累計エンジン生産台数が100万基に達したと発表した。
瀋陽航天三菱は、1997年8月に中国航天汽車、三菱、瀋陽建華汽車発動機、三菱商事、馬中投資の合弁会社として設立され、1998年からエンジンの生産を開始した。中国自動車市場で、三菱向けを含め多くの中国メーカーにエンジンを供給している。
同社は2006年に現在の渾南工場に移転し、同時に累計生産台数50万基を達成したが、今回の累計生産100万基は、中国自動車市場の急速な成長に後押しされ、50万基達成から3年強で達成した。
2009年7月からは、小型自動車搭載用の小排気量で軽量、環境にも配慮したMIVEC(三菱自動車の連続可変バルブタイミング機構)付の4A9シリーズの本格量産を開始している。