単独物損事故のはずが…瓦礫の中から遺体

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18日未明、神奈川県座間市内の県道を走行していた乗用車が路外に逸脱、道路左側の民家敷地内に突っ込む事故が起きた。当初は物損事故として処理されたが、事故から約10時間後に高齢女性の遺体が発見された。事故に巻き込まれたものとみられている。

神奈川県警・座間署によると、事故が起きたのは18日の午前3時50分ごろ。座間市相武台1丁目(N35.29.39.8/E139.24.30.8)付近の県道を走行中の乗用車が路外に逸脱、道路左側の民家敷地内に飛び込み、物置を破壊した。

この事故で物置が大破。クルマも中破し、運転していた21歳の男性が鼻骨を折るなどの重傷を負ったが、警察は単独物損事故として処理していた。

しかし、同日の午後1時ごろ、民家の家主が壊れた物置の片付けを行っていたところ、瓦礫の中に高齢女性が倒れているのを発見。警察と消防に届け出たが、女性はその場で死亡が確認された。

警察では遺体の状況から事故に巻き込まれたものと判断。運転していた男性から再び事情を聞いたところ、「人を避けた結果、物置に突っ込んだと思う」、「もしかしたら人をはねたかもしれない」と供述。クルマは女性をはねた後、物置に突っ込んだ可能性が高くなった。

死亡した女性の身元はわかっておらず、警察は特定を急ぐとともに、自動車運転過失致死容疑で調べを進めている。

《石田真一》

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