【ホンダ ステップワゴン 試乗】ソツがない…こもだきよし

試乗記 国産車
ステップワゴン スパーダ
ステップワゴン スパーダ 全 6 枚 拡大写真

4代目になったステップワゴンは、ひとつ飛び抜けた特長はないのだが、これまでの実績を生かしてソツのないクルマに仕上がっている。

ステップワゴンの特徴である室内の広さはこれまで以上で、さらに効率良く使えるようになっている。例えば3列目シートも床下収納になり、畳んだときのラゲージスペースを拡大させている。

スペックより身を取った燃費向上対策により実用燃費も良くなったようだ。エンジンは日常使う2000 - 3000rpmでトルクを太くしたからCVTとのマッチングもよく、実際に走りやすい。ECONモードとコーチング機能も付けて、ドライバーがよりエコドライブしやすいクルマになった。

ハンドリング性能も背の高いクルマにしてはロールも感じないし、ふらつくこともない。サスペンションを変えてロールセンター高を低くしたようだが、バネとダンパーのチューニングも熟成している感じだ。

クルマの左下の死角を見るためにふたつのミラーを使い、Z型に反射させてドライバーに見せる新しい方法はおもしろい。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア・居住性:★★★★
パワーソース:★★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★

こもだきよし|モータージャーナリスト/日本自動車ジャーナリスト協会副会長
学生時代から始めたレースをきっかけに、タイヤのテストドライバーになり、その後フリーランスのモータージャーナリストに転身。クルマが好きというより運転が好きなので、その視点でクルマの評価をしている。日本自動車ジャーナリスト協会副会長、JAF交通安全委員会委員、警察庁(交通企画課/運転免許課)各種懇談会委員、グッドパーキング選考委員、全国道路標識・標示業協会理事、BMWドライバー・トレーニング・チーフインストラクターなどの肩書を持つ。

《こもだきよし》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  3. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. 「見れば見るほど味が出てくる」新型日産『リーフ』のエクステリアがSNSで話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る