ヒュンダイの新車返却プログラム、2010年も延長

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ヒュンダイモーターアメリカは29日、2009年に好評だった「ヒュンダイアシュランス」を、2010年も延長すると発表した。

ヒュンダイは2009年1月、ヒュンダイアシュランスをスタート。ローンを組んで新車を購入した顧客が、購入から1年以内に失業や病気で支払いが困難になった場合、車両を返却すればローン残債が免除される仕組みだ。車両を返却できるローンを採用したのは、米国ではヒュンダイが初である。

このシステムを可能にしたのが独自の保険制度。ヒュンダイが契約している保険が、車両の残存価値とローン残高の差額を、最大7500ドル(約70万円)までカバーするのだ。つまり、過走行や車両の不具合などで、返却された車両の価値が中古車相場より低くても、ほとんどの場合、ヒュンダイは損害を被らないで済むのである。

顧客とメーカーの双方にメリットのあるヒュンダイアシュランスには、金融危機以降、新車購入を控えていた米国の顧客が飛びついた。ヒュンダイの2009年1 - 11月米国新車販売は、前年同期比6.2%増の40万1267台。同じ韓国のキア、日本のスバルと並んで、前年実績をクリアした数少ない3社に名を連ねる。

さらにヒュンダイは2010年、5年間/9万6000kmの車両保証と10年間/16万kmの駆動系保証をセットした「アメリカズベストワランティ」、5年間の「24時間ロードサイドアシスタンス」も継続実施。ヒュンダイモーターアメリカのジョン・クラフシック社長兼CEOは、「この3つのプログラムは、2010年に販売を開始する新型『ソナタ』と『ツーソン』を含む全モデルに適用する」と、顧客へのアピールを強めている。

《森脇稔》

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