【ホンダ アクティトラック 新型発表】10年ぶりのフルモデルチェンジの苦労

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アクティ・トラック新型
アクティ・トラック新型 全 6 枚 拡大写真

10年ぶりにホンダは『アクティ・トラック』をフルモデルチェンジした。これで『アクティ・トラック』は7代目となる。

6代目が登場してから10年たっているため、当然その間、社内では異動や世代交代が行われている。今回のモデルチェンジに携わった関係者には、軽トラックの開発経験者が少なかった、と本田技術研究所四輪開発センター第1商品開発室主任研究員下田学さんはいう。

「ホンダは今はもう乗用車が得意となっているので、(経験のない)その人たちに対して、軽トラックというのは結構特殊なので、こういう使い勝手があるよとか、こういうクルマなんだよと教えたり体感してもらうのが一番苦労しました」と語る。当然役員に関しても、理解を求めるのに苦労したという。

しかし、下田さん自身は「自分はかなりこのタイプをやってきましたが、それ以上に、先輩から苦労話などを聞いており、それがいまの肥やしになっています。経験以上のものをもらっているのです」という。

またテストコースについて、「栃木のコースには世界中の路面があり、色々なところを走ってダンパーのセッティングなどをやりました。しかし無いのがひとつある。平坦な土地なので坂道が無いのです。そのあたりは北海道のテストコースに持ち込んで2輪のオフロードコースなどを利用して走らせました」と語る。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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