ボルボカーズは、3月に開幕するジュネーブモーターショーで、新型『S60』を正式発表する。ボルボは、そのティーザー映像をネットで公開中だ。
ボルボは昨年1月のデトロイトモーターショーに、『S60コンセプト』を出品。次期S60を示唆したコンセプトカーのデザインが、ほぼそのまま市販モデルに受け継がれた。
エクステリアは現行S60よりも、さらにスポーティかつダイナミックに進化。クーペを思わせるようなルーフラインは、いっそう滑らかなカーブを描く。フロントマスクにはボルボの最新SUV、『XC60』に近い雰囲気が与えられている。
ボルボならではの高い安全性も健在。新型は歩行者保護性能を追求した「ペデストリアンディテクション」を採用する。これは前方の歩行者を検知し、ドライバーが回避動作を行わなかった時、自動的にブレーキをかけるメカニズム。XC60で実用化した追突防止のための自動ブレーキシステム、「シティセーフティ」を一歩進めたものといえそうだ。
新型S60は、2010年の初夏からベルギーのヘント工場で生産開始。欧州では7‐9月ごろ、販売がスタートする。特徴的なヘッドライト&テールランプやスタイリッシュなフォルムが確認できる映像は、ボルボが動画共有サイトで公開している。