ニッポンレンタカー、HVとEV車のレンタルを加速

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松本純一社長
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レンタカー業界大手のニッポンレンタカーサービス(渋谷区)は、松本純一社長が年頭所感を発表。「レンタカー業界の持続的成長は今後も見込める」と予測し、「電気自動車は、高い環境性能と経済性で近い将来レンタカーとしてのニーズが高まる。運用ノウハウを積み上げ、電気自動車の本格的な普及に向け貢献していきたい」と語った。

松本氏は、レンタカー業界の持続的成長を予測する大きな理由を2つあげる。
●所有から使用へという意識変化
●国内レンタカー台数は、過去10年間で27万台から37万台に増加しているが、欧米の普及率と比較すると半分以下で、まだ増加の余地があること。
こうした市場の拡大を背景に、ハイブリッド/電気自動車(HV/EV)に傾注。環境問題に対する意識の高まりや、低燃費を求めるユーザーの声を反映することに努めた。

昨年、同社はそれまで1種類だった「エコクラス」を2クラスに拡充。借りやすい料金体系を工夫し、エコクラスのハイブリッド車を2008年の2倍、1500台配備した。今年は「さらに新型車を導入する」(松本氏)。

また、レンタカー会社としては初めて電気自動車(富士重工業スバル『プラグインステラ』)のレンタルサービスをスタートさせた実績から、電気自動車の本格的な普及に向けて働きかけるという。

同社は車両だけでなく営業所もエコ化。今年は「エコ営業所」を全国拡大し、太陽光発電や雨水利用の洗車など環境負荷の少ない対策を講じた営業拠点を増やす。

《中島みなみ》

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