米国ホンダは6日、燃料電池車の『FCXクラリティ』を、バンクーバーオリンピックのホッケーカナダチームのキャプテン、スコット・ニーダーマイヤー選手に納車した。
スコット・ニーダーマイヤー選手は1973年、カナダ生まれの36歳。現在、米NHL(ナショナル・ホッケー・リーグ)の「アナハイムダックス」に所属している。2月に開催されるバンクーバーオリンピックでは、カナダチームのキャプテンを務める。
カリフォルニア州に住むニーダーマイヤー選手は、妻と4人の子どもの6人家族。休日はアウトドアライフを満喫しており、キャンプをしたりMTBに乗ったりする機会が多いという。彼は自然と触れ合う中で地球環境の大切さを痛感。ホンダにオファーしてFCXクラリティのオーナーになることを決めた。
FCXクラリティは、ホンダが独自開発した「Vフロー」と呼ばれるフューエルセルスタックを搭載。最大386kmをゼロエミッション走行できる。燃費効率は同クラスのガソリンセダンの約3倍だ。
納車式において、ニーダーマイヤー選手は「FCXクラリティのオーナーになれるなんて夢みたい。多くの子ども達に自然環境の大切さを伝えていきたい」とコメントしている。