【ダカール10】VWの新型ピックアップトラック、サポート中

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アマロック
アマロック 全 10 枚 拡大写真

フォルクスワーゲンが1月から南米で発売する新型車『アマロック』(Amarok)。1日にアルゼンチンを出発した「ダカールラリー」では、公式サポートカーとして活躍中だ。

フォルクスワーゲンは昨年12月、新型アマロックを正式発表。車名のアマロックとは、北極圏に住むイヌイットの言葉で、「狼」を意味する。ボディサイズは全長5250mm×全幅1900mm。最大積載量は1.15tを確保した。クラス最大級の荷台は、長さ1555mm、幅1620mm、高さ525mmで、欧州の荷物規格「ユーロパレット」の積載が簡単にできるように工夫されている。

エンジンは、パワフルかつ環境性能に優れる直噴2.0リットル直4ターボディーゼル「TDI」2機種。最新のコモンレールインジェクションを導入する。トランスミッションは6速MTだ。

TDIの2ステージツインターボ版は、最大出力163ps、最大トルク40.8kgm。圧倒的なトルクは1500rpmという低回転域で引き出される。欧州複合モード燃費は12.82km/リットル、CO2排出量は206g/kmだ。2010年の半ばに追加されるTDIのシングルターボ版は、最大出力122ps、最大トルク34.7kgm。欧州複合モード燃費は13.16km/リットル、CO2排出量は199g/kmだ。

オフロード走行性能を重視して、堅牢なラダーフレームの上にボディを載せる方式を採用。駆動方式は市場の嗜好に合わせて3種類が設定され、FR、切り替え式4WD、フルタイム4WDとなる。2種類の4WDは「4モーション」だ。

新型アマロックは、アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊のパチェコ工場で生産。2010年初頭に南米主要国で発売され、その後2010年後半にかけて、オーストラリア、南アフリカ、欧州などでリリースされる。4ドアのダブルキャブを先行発売し、2011年前半に2ドアのシングルキャブを追加。グレード構成は3タイプで、「ベース」「トレンドライン」「ハイライン」が用意される。

「ダカールラリー」では、35台のアマロックをオフィシャルカーに起用。ラリーは1日にアルゼンチンの首都、ブエノスアイレスでセレモニアル(式典)スタート、2日に競技が始まり、10日にチリのアントファガスタで折り返し、17日にブエノスアイレスでゴールする予定だ。総走行距離9000kmに及ぶ過酷なステージを、アマロックがサポートしている。

8日に前半戦を終え、9日はアントファガスタで休息日。4輪部門総合首位はアマロックのサポートの甲斐あってかVWのサインツ/クルス組だ。

《森脇稔》

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