【ジュネーブモーターショー10】プジョーの新デザインを提示…SR1

自動車 ニューモデル モーターショー
プジョーSR1
プジョーSR1 全 10 枚 拡大写真

プジョーは8日、コンセプトカー『SR1』を初公開した。今後のプジョーのデザインの方向性を示した1台として注目される。

[写真:全10点、インテリア含む]

SR1はグランドツーリングカーの伝統を反映させながら、新しい2ドア高級クーペ像を提案したコンセプトモデル。そのデザインには、従来のプジョーになかった斬新なアプローチが見て取れる。

ここ数年、プジョー車は吊り目の大型ヘッドランプに大きな開口部を持つグリルを組み合わせたフロントマスクを採用してきた。しかし、SR1では、薄型LEDヘッドランプとコンパクトなグリルを装備。ボンネットフードには、中央部に窪みを持たせた独特のデザインが与えられる。

えぐり取られたようなドアやリアフェンダーなど、サイドの処理も大胆。テールランプは、ヘッドランプと同イメージでまとめられた。ハードトップは脱着式となっており、ヨットと同様のプレフォームプロフィールテクノロジーを導入。装着時の後付け感をなくし、高級クーペにふさわしいルックスを実現した。ボディサイズは全長4423×全幅1917×全高1246mm、ホイールベース2595mmだ。

未来感覚にあふれる室内はフロント2、リア1の3シーターレイアウト。後席へは、スライド式コンソールを動かして乗降する。上質なレザー&ウッドに、先進的なニッケル&サテンフィニッシュクロームを組み合わせ、エクスクルーシブな雰囲気を演出。ダッシュボード中央には「ベル&ロス」と共同開発した時計が配され、取り外せば腕時計として使用できる。

パワートレーンは、プジョーが2011年に『3008』で実用化する「ハイブリッド4」を搭載。フロントには直噴1.6リットル直4ターボ「THP」を積み、最大出力は218ps。リアアクスルに置かれるのは、最大出力95psのモーター。トータル出力は313psで、エンジンが前輪、モーターが後輪を駆動する4WDとなる。欧州複合モード燃費は20.4km/リットル、CO2排出量は119g/kmだ。

SR1は、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式披露。プジョーは、ライオンエンブレムのデザインも一新した。このSR1には、今後発売される市販モデルのヒントが込められていると見ていいだろう。

《森脇稔》

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