【CES 10】パイオニアは“4ステージ”で復活にかける

自動車 ビジネス 企業動向
パイオニア
パイオニア 全 30 枚 拡大写真

北米のカーAVマーケットではケンウッドと並ぶシェアを持つパイオニアだが、GARMINベースのナビゲーションをAVNに導入したケンウッドの攻勢に押され、苦戦を強いられている。そこでパイオニアは、今回のCESで、2010年のキーコンセプトとして“CHANGE”を掲げ、商品戦略を練り直した。

具体的には、ターゲットするユーザー像のカーAVライフスタイルを4つのカテゴリーに分け、それぞれのカテゴリーに最適な商品をラインナップさせるという方法だ。

ステージ1は、純正オーディオの交換需要で、価格を最重要視しながらもパフォーマンスについても一定レベルの水準を要求する層。ステージ2は、従来のオーディオをより“アップグレード”させたいと考える層で、高度な技術と高い性能を要求する。

ステージ3は、いわゆる“エンスージアスト”と呼ばれる層で、単に技術や性能にすぐれるだけではなく、時代を先取りするような機能を取り込んだ製品を求める。

そしてステージ4は、車両と統合されたデザインや性能を重視するいわゆる“ピュアオーディオ志向”で、アートとしての音楽を重んじる。いわば、日本で展開したピュアカーオーディの最高峰『カロッツェリアx』の延長線上にある商品ラインナップコンセプトといえるだろう。

北米パイオニアのウェブサイトでは、商品ページに訪れた閲覧者に、これら4つのステージに見合った商品をレコメンドし、製品選びをサポートする。

パイオニアブースでは、これら4つのステージごとのデモカーを用意。ステージ1-3はサイオン『xB』で、ステージ4ではレクサス『IS-F』のカスタマイズモデルを展示して、それぞれ外装のカスタマイズを含めたオーナーのライフスタイルに合わせた商品選びのモデルケースを提示している。

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
  2. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る