NTN、軸受を高速で自動設計するプログラムを開発

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最適設計プログラムイメージ図
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NTNは、トランスミッションの低トルク・小型軽量化が図れる円すいころ軸受の長寿命化、高剛性化などの要求に応え、軸受を高速で自動設計できるプログラムを開発した。

自動車メーカーは環境対策の一環として燃費向上に注力している。同社は「高剛性・超低トルク円すいころ軸受」で車両の低燃費化を図ってきたが、更なる低トルク化を求められている。トランスミッションやデファレンシャルギヤに使用される円すいころ軸受は1軸に通常2個使用されるが、円すいころ軸受の設計に使用する諸元が多いことから1個でも最適化設計は困難で、2個の場合は一方の軸受諸元の変更によって変化する誘起アキシアル荷重がもう一方に影響するため、諸元数と2軸受の相互影響が最適設計のネックになっていた。

今回開発したプログラムは、顧客から与えられた荷重や回転速度、各車速の使用頻度などの使用条件を満たし、多くの軸受諸元の中から最も低トルクとなる諸元や最も小型軽量化できる諸元を2個の軸受の相互影響を考慮しながら自動的に設計する。

また、このプログラムを使用することで設計検討時間を従来に対して10分の1に短縮できるとしている。

《レスポンス編集部》

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