【CES 10】パイオニア、Pandora 対応AVレシーバーとメモリー型ナビを展示

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
AVIC-X920BT。モニターはタッチパネル機能付き6.1型WVGAを採用。iPod/iPhoneは背面のUSBに接続。BluetoothAudioにも対応。ボイスコントロール機能も備える
AVIC-X920BT。モニターはタッチパネル機能付き6.1型WVGAを採用。iPod/iPhoneは背面のUSBに接続。BluetoothAudioにも対応。ボイスコントロール機能も備える 全 4 枚 拡大写真

パイオニアが会場のメインとして展示していたのは、北米で2010年春に投入予定でのAVレシーバー『AVIC-X920BT』と、これに組み合わせて使うメモリー型ナビゲーションシステム『AVIC-U220』。価格はAVIC-X920BTが1200ドル、AVIC-U220が200ドル。

AVIC-X920BTでまず注目したいのは、北米で人気急上昇中のiPhone用インターネットラジオ『Pandora』のコントロールにフル対応したことだ。PandoraはiPhoneを使って楽しむインターネットラジオで、普通のインターネットラジオと違って好みの楽曲を選別しているうちにユーザーが好みそうなカテゴリーの楽曲だけを自動的に絞り込んでくれる。このAVIC-X920BTでも、iPhoneと同様、気に入った場合の「thumbs up」、気に入らなかった場合の「thumbs down」に相当するアイコンを押すことで好みの楽曲が登録されていく。再生時はストリーミングで楽しみ、タイトルなどの情報はもちろん、アルバムのジャケット写真も表示される。

プラグインソフト「AVIC FEEDS」への対応も見逃せない。これはPCにダウンロードして使うソフトで、たとえばAVIC-X920BTと接続するiPhoneをPCのiTunesとリンクさせると、iTunesに登録したてある楽曲の曲調を解析。解析したデータはそのままiPhoneに移され、気分に合わせた曲調のプレイリストとして再生できるようになる。

また、このソフトではインターネット上で見つけた施設をPOIとして登録することも可能で、AVIC-U220を組み合わせた時はそのデータを目的地として活用できるようになる。POIには画像を貼り付けられ、一目でデータの内容を把握できるようにもなる。

また、エコ運転に役立つ機能として「エコグラフ」機能を搭載。レーダーのようなディスプレイ上に、エコドライブのポジショニングが示され、運転の状態がどのレベルにあるかが示される。

なお、ナビとして使う時に組み合わせるAVIC-U220は、内蔵2GBフラッシュメモリーにテレアトラス製地図データを収録。北米全域およびハワイ州をフルカバーする。アメリカでもPNDの市場は急速に伸びており、とはいえインダッシュ型AVシステムへの憧れも少なくない。パイオニアはそうした層に向けて、必要に応じて買い足せるシステムとして売り込んでいく。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. メルセデスベンツの主力SUV『GLC』、新型を9月に世界初公開へ
  2. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. その名の通り1000馬力! 新型スーパーカー『ブラバス1000』発表、AMG GTのPHEVをさらに強化
  5. 日産『エクストレイル』米国版が2026年型に、新グレード「ダークアーマー」設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る