【JNCAP】オフセット前面衝突は後部座席の安全性も評価

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JNCAPオフセット衝突
JNCAPオフセット衝突 全 10 枚 拡大写真

自動車事故対策機構が行う自動車アセスメントのうち、オフセット前面衝突試験については、2009年度分から内容の見直しが行われている。これまでは前席の安全性のみが評価されていたが、今年度からは後席の安全性も評価に含めることとなった。

自動車アセスメントは平成7年度(1995年)から開始し、オフセット前面衝突試験は平成12年度(2000年)から導入されている。これまでは前席に着座した乗員の傷害値のみをを測定してきたが、今年度からは助手席に搭載していたダミーを後部座席に載せ換え、後部座席に着座した乗員の傷害値を計測。シートベルトの使用性を含め、総合評価に含めるように変更がなされた。

具体的には、試験に用いる成人男性ダミー(Hybrid-III AM-50)を、成人女性ダミー(Hybrid-III AF-05)に変更し、助手席から後部左側座席へ着座位置も変えている。傷害値を測定する部位は4点(頭部、頚部、胸部、下肢部)だったが、後部座席は腹部を含めた5点で測定することになった。過去の試験と統一性を維持するため、アルミハニカムバリアへの衝突速度は64km/hで変わらず、オフセット率の40%も同様に変更無しとなっている。

20日の試験ではトヨタ『マークX』を使用。後部座席にダミーはシートベルトで拘束されているが、衝突の瞬間には大きく浮き上がっていた。

《石田真一》

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