ヤマハ、アスベスト含有部品の飛散濃度測定結果を公表

自動車 テクノロジー 安全

ヤマハ発動機は28日、2009年12月25日に公表していた台湾で製造する補修用部品の一部に、安全基準を超えるアスベストを含む部品が日本国内に輸入、販売されていた問題について、これらの空気中への「アスベスト飛散濃度測定結果」が判明したため、公表した。

対象の補修用部品はブレーキパッドとブレーキシューで、労働安全衛生法令で定める基準(重量の1%)を超えてアスベストを含有しており、日本国内に2004年10月以降も輸入、販売されていた。

大気汚染防止法の規制基準では、アスベスト繊維の飛散濃度(繊維の本数)が大気1リットルにつき、10本以下であることと定められている。専門の測定機関が今回の補修用部品を測定した結果、浮遊するアスベスト繊維の本数が大気1リットル中1本未満であることを確認した。この数値は、一般大気環境中のアスベスト濃度(0 - 1本)と同等で、同社では製品使用による健康への影響は、極めて少ないとしている。
 
対象となるブレーキパッドの輸入販売数量は981セット、ブレーキシューが24セット。販売済みの補修用部品は、車両回収のうえ、非アスベスト補修用部品へ交換する。

《レスポンス編集部》

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