ボルボの新型ターボエンジン、日本に先行投入

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新直噴2.0リットル直4ガソリンターボエンジン
新直噴2.0リットル直4ガソリンターボエンジン 全 5 枚 拡大写真

ボルボカーズは28日、新しい直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボ「GDTi」エンジンの概要を明らかにした。『S80』『V70』『XC60』の各車に先行搭載される。

このエンジンは、ボルボのガソリンエンジンの主力として、長く親しまれた2.5リットル直列5気筒の後継として開発。排気量は2.0リットルにダウンサイジングしながら、特許技術のターボチャージャーの採用により、パフォーマンスと環境性能を追求している。

特許技術のターボは、ボルグワーナー社と共同開発。タービンとエグゾーストマニホールドを一体設計し、ターボチャージャーのハウジングは、鋳物から軽量なスチール製に変更した。ボルボによると、スチール製ターボとエグゾーストマニホールドを一体化したのは、世界初だという。

さらに、ツインVVT(バリアブル・バルブ・タイミング)カムシャフトと、ボッシュ製ダイレクトインジェクションを導入。最大出力203ps/6000rpm、最大トルク30.6kgm/1750 - 4000rpmというスペックを獲得した。オーバーブーストモードでは、最大トルクを32.6kgmまで高められる。トランスミッションは、6速MTと6速デュアルクラッチの「パワーシフト」だ。

この新ターボエンジンは、まずS80、V70、XC60に搭載。0-100km/h加速はS80が7.9秒、V70が8.3秒、XC60が9.6秒。欧州複合モード燃費はS80が12.66km/リットル、V70が12km/リットル、XC60が10.4km/リットル。CO2排出量はS80が184g/km、V70が189g/km、XC60が199g/kmと、動力性能と環境性能を両立する。排出ガス性能は、ユーロ5を満たす。

ボルボカーズは、このエンジンを載せたS80、V70、XC60を、税制区分が排気量2.0リットルを境に分かれる日本、中国、オランダなどに先行投入。その後、世界各国で発売する計画だ。

《森脇稔》

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