米国ホンダは現地時間で2日、ラスベガスで開催中の商業建築業界唯一の国際見本市「ワールドオブコンクリート2010」で、汎用エンジンの『GXシリーズ』と『iGXシリーズ』の新型モデルを発表した。
建設用機械などのパワーユニットとして世界で販売されている大型GXエンジンシリーズは、「GX240」(最大出力5.9kW)、「GX270」(同6.3kW)、「GX340」(同8.0kW)、「GX390」(同8.7kW)の4モデルを発表。さらなる低燃費を実現しながら、出力と多用途性の向上を図った。OHV横軸型のGXエンジンは、長時間での連続出力供給を実現し、建築・工事現場やレンタルなどの厳しい使用条件での用途に幅広く利用できる業務用エンジンとしている。
また、iGXシリーズ「iGX340」(最大出力8.0kW)、「iGX390」(同8.7kW)は、同出力の新型GXエンジンに独自開発の「STRガバナ」を採用したECU(電子制御ユニット)やオートチョーク、セルフスターターなどのプレミアム機能を採用することで、より複雑な用途に対応している。
日本での「GXシリーズ」の生産および完成機メーカー向けのOEM供給は今夏から開始、「iGXシリーズ」は今秋から開始する予定。
ワールドオブコンクリート2010は、コンクリートや石材を用いた建築資材、装飾材、建築機材など建設業界の最新情報を展示する国際見本市。世界各国の建築メーカー、資材メーカー、機材メーカー、販売店など約1700の企業や団体が出展する。2月2日から5日までラスベガス・コンベンションセンターで開催される。