セアト イビーサ にワゴンボディ登場

自動車 ニューモデル 新型車
イビーサST
イビーサST 全 5 枚 拡大写真

スペインに本拠を置くフォルクスワーゲングループのセアトは3日、『イビーサST』を発表した。ハッチバックのみだった『イビーサ』に加わるステーションワゴンだ。

画像6枚:セアト イビーサST

イビーサは、セアトの主力小型ハッチバック。2008年に登場した4代目は、フォルクスワーゲン『ポロ』やアウディ『A1』とプラットフォームを共用している。ボディは5ドアと3ドアで、どちらもハッチバック。第3のボディとして設定されるのがワゴンである。

セアトは2009年9月、フランクフルトモーターショーで『IBZコンセプト』を披露。イビーサSTは、このコンセプトカーを市販化したものだ。ハッチバックのイビーサに対して、リアオーバーハングを延長。実用的な荷物スペースを備えるステーションワゴンに仕上げている。

ボディサイズは、全長4230mm。これはハッチバックよりも約180mm長い。フロントマスクは、ハッチバックと共通だが、リアはテールランプのデザインを専用として、個性を与えた。荷室容量は430リットル(VDA計測法)を確保し、サブトランクや簡単に倒せるリアシートなど、高い機能性を追求。大きなゲート開口部や低めに抑えられたフロア地上高が、荷物積載時に威力を発揮する。

エンジンは、フォルクスワーゲンから供給を受けるガソリン3、ディーゼル3の合計6ユニット。ガソリンは1.2リットル直4ターボ「TSI」(105ps)、ディーゼルは1.2リットル直4ターボ「TDI」(90/105ps)などを用意する。グレードは装備内容の違いによって、「リファレンス」「スタイル」「スポーツ」の3仕様となる。

イビーサSTは、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。欧州主要国では、初夏から販売が開始される。セアトは主に若い世代をターゲットに、イビーサSTをアピールする方針だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
  5. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る