トヨタ自動車は、2010年3月期の通期連結決算業績見通しで、最終損益を800億円の黒字に上方修正した。前回予想では2000億円の赤字を予想していたが、中国などを中心に需要が予想を上回って推移しているほか、原価低減活動なども予想以上に効果が現れているため。
売上高は18兆円を予想していたが18兆5000億円となる見通し。連結販売台数は703万台を見込んでいたが、15万台増となる718万台に上方修正した。日本やアジア、北米などで前回予想を上回る見通し。
営業損益は3500億円の赤字を予想していたが200億円の赤字に上方修正。赤字と赤字幅が大幅に縮小する見通し。税金等調整前当期損益は3000億円の赤字から900億円の黒字に上方修正した。