警官にクルマで突進して銃撃された男、殺人未遂などで再逮捕

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昨年12月、愛知県名古屋市中区内で、職務質問されていた知人を助けようとクルマを突っ込ませ、警官の殺害を狙ったとして、覚せい剤取締法違反で逮捕されていた38歳の男を殺人未遂と公務執行妨害容疑で再逮捕した。殺意については否認しているという。

問題の事件は2009年12月16日夜に発生した。名古屋市中区新栄2丁目(N35.9.39.4/E136.55.24.9)付近のコインパーキング利用者から「ナンバープレートを外している不審な男がいる」との通報が寄せられた。

これを受けて現場に急行した同署員が不審な男を発見して職務質問しようとしたが逃走。署員3人で男を取り押さえ、公務執行妨害の現行犯で逮捕したところ、直後に近くの路上に駐車していた乗用車が急発進。署員めがけて突っ込んできた。これに危険を感じた31歳の巡査部長は乗用車の運転席に向けて拳銃1発を発砲。弾は運転していた男に命中したものの、クルマはそのまま走り去った。

警察は逃走した男の行方を探していたが、近くの病院で治療を受けていたところを発見。銃撃で重傷を負っていたが、命に別状はなかった。後の調べで豊田市内に在住する38歳の男と判明したが、男の言動に不審な点がみられたことから尿検査を実施したところ、覚せい剤の成分を検出したため、12月19日に覚せい剤取締法違反(使用)容疑で逮捕。以後は同容疑での取り調べを続けてきたが、検察が同罪で起訴。警察は殺人未遂と公務執行妨害の容疑で2日までに再逮捕している。

警察では事件に関与した2人が自動車盗難に関わっているとみて、今後も厳しく追及する方針だ。調べに対して男は「ちょっと脅すつもりだった」、「殺すつもりはなかった」などと供述。殺人未遂容疑については否認しているようだ。

《石田真一》

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