トヨタ クラウン マイナーチェンジ、デフレ仕様は345万円

自動車 ニューモデル 新型車
クラウン 3.0ロイヤルサルーン G
クラウン 3.0ロイヤルサルーン G 全 11 枚 拡大写真

トヨタ自動車は8日、『クラウン』シリーズをマイナーチェンジし同日より販売を開始した。今回のマイナーチェンジでは、燃費の向上により環境性能を高めるとともに、外観の意匠を変更。さらにデフレによる景気低迷に対応してエントリー価格を345万円に引き下げた。

ロイヤルシリーズ、アスリートシリーズの2.5リッター・2WD車は、エンジン・トランスミッション・オルタネーターなどの制御を改良することで燃費を0.4km/リットルアップとなる12.4km/リットルに向上した。環境対応車普及促進税制(エコカー減税)により、自動車取得税・自動車重量税が50%減税される。また、2.5リットル車は、燃料をプレミアムガソリンからレギュラーガソリンへ変更し実質的な燃費向上に貢献する。

外観は、全車でフロントのバンパー・グリル・フォグランプ、リヤコンビネーションランプ、ルーフアンテナなどのデザインを変更。ロイヤルシリーズは、水平基調のフロントバンパーを採用し、ワイド感を強調。アスリートシリーズは、フロントバンパー両サイドのロアグリルを大型化し、メッキ加飾を施したリヤコンビネーションランプを採用、アルミホイールのデザイン変更など、よりスポーティ感を強調した。ハイブリッドは、デザインのベースをアスリートシリーズからロイヤルシリーズへ変更、プレミアム感を高めた。

内装は、木目調パネルの模様・仕上げを変更するとともに、インストルメントパネル下部を明るめの色調に変更することで、上質感を高めている。また、ステアリングスイッチ・シフトレバーの周辺やアームレストの一部にシルバー加飾を施したほか、シート表皮(ファブリック)の柄を変更した。

装備では、HDDナビゲーションシステムに目的地の目の前まで案内する機能、有効期限の近づいたETCカードを挿入すると有効期限を音声案内する機能を搭載したほか、携帯型オーディオプレーヤーの接続が可能なUSB端子をコンソールボックス内に標準装備(ナビ装着車のみ)して利便性の向上を図った。

さらに、ロイヤルシリーズ、アスリートシリーズの2.5リットル車に、装備を厳選した「スペシャル・パッケージ」、HDDナビゲーションシステムを標準装備した「スペシャルナビ・パッケージ」を、ハイブリッドに「Lパッケージ」、「Gパッケージ」を新設定した。

月販目標台数は3000台で、うちハイブリッドが600台。

ロイヤルシリーズのスペシャルパッケージが345万円、アスリートシリーズのスペシャルナビパッケージが405万円、ハイブリッドのLパッケージが580万円。

ハイブリッド車のブレーキをめぐる問題でトヨタは『プリウス』のリコールを実施する考えだが、クラウンハイブリッドについて同社広報では「同じブレーキを採用するが、制御システムは異なる。現段階で不具合の発生はなく、問題ないと捕らえているが、調査は行っている」としている。

《レスポンス編集部》

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