6日未明、岐阜県各務原市内の国道21号で、信号待ちをしていたパトカーに対し、後続の軽乗用車が追突する事故が起きた。クルマはそのまま逃走したが、被害を受けたパトカーが追跡。運転していたブラジル国籍を持つ21歳の男を逮捕している。
岐阜県警・各務原署によると、事故が起きたのは6日の午前3時40分ごろ。各務原市鵜沼三ツ池町2丁目(N35.23.58.1/E136.53.20.5)付近の国道21号で、信号待ちをしていた同署地域課のパトカーに対し、後ろから進行してきた軽乗用車が追突した。
追突してきたクルマはそのまま逃走。パトカーに乗っていた同署員は打撲などの軽傷穂負ったが、そのまま追跡を開始。逃走するクルマは約1.5km離れた各務原市鵜沼各務原町(E136.53.55.1 N35.23.59.6)付近の国道21号を走行していた際に路外へ逸脱。交差点にある石柱へ衝突し、立ち往生している。
クルマに乗っていた男2人は徒歩で逃げ出したが、このうち運転していた男を取り押さえ、道路交通法違反(ひき逃げ)の現行犯で逮捕。同乗していた男は混乱に乗じてそのまま逃げた。
後の調べで逮捕されたのはブラジル国籍を持つ21歳の男と判明。男からは酒気帯び相当量のアルコール分を検出しており、警察は自動車運転過失傷害や飲酒運転容疑でも調べを進めている。調べに対して男は「各務原市内で酒を飲み、名古屋に住む友人宅へ向かう途中だった」などと供述しているようだ。