【リコール】トヨタ プリウス 22万3068台のABS制御コンピュータ

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トヨタ自動車は9日、ブレーキの不具合が問題となっていたハイブリッド車『プリウス』と『プリウス プラグインHV』、『SAI』およびレクサス『HS250h』の計4車種について、ABS制御コンピュータに不具合があるとして国土交通省にリコール(改修・無償修理)を届け出た。横山裕行常務役員が桝野龍二自動車交通局長に直接届出書を手渡した。

リコール対象となるのは、2009年4月20日 - 10年2月8日に製作した4車種計22万3068台。

ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラムが不適切なため、ABS作動完了後の制動力が作動直前の制動力より低下することがある。このため、ブレーキをかけている途中に凍結や凹凸路面等を通過してABSが作動すると、顕著な空走感や制動遅れを生じることがあり、そのまま一定の踏力でブレーキペダルを保持し続けた場合には、運転者の予測より制動停止距離が伸びるおそれがある。

全車両、ABS制御プログラムを修正する。また、制御プログラム修正までの間の運転時の注意事項をユーザーに周知する。

なお、プリウス プラグインHV、SAI、レクサスHS250hの3車種については、対策プログラムが準備でき次第、プログラムを修正する。この3車種については、しばらくの間販売を停止する。

不具合発生件数は84件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていないとしている。

ユーザーへの通知内容は、(1)空走感や制動遅れを生じた場合は、ブレーキペダルを踏み込むことをお願いする(2)ABS作動時は、ブレーキペダルを素早く強く踏み続けることをお願いす---の2点。

《レスポンス編集部》

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