トヨタ自動車の豊田章男社長は9日、『プリウス』などハイブリッド車(HV)4車種のリコールについて東京本社で記者会見した。冒頭、豊田社長は「トヨタ車の安全性についてご心配、ご迷惑をおかけしたことを改めてお詫びします」と陳謝した。
そのうえで「品質はトヨタの生命線という方針を徹底し、従業員、販売店、仕入先と一体になって信頼回復に努めたい」と強調した。
会見で豊田社長はアクセルペダル関連の大量リコールを行っている米国について「(対策に)従業員や販売会社、仕入先が一致協力して取り組んでおり、現地現物で彼らを激励したい」とし、訪米の計画を明らかにした。
また、HV関連の米国でのリコールも日本と同日に行ったとし、世界各地域で「速やかに対応する」方針を表明した。