ヤマハ、今期100億円の営業黒字目指す

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EC-03(東京モーターショー09)
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ヤマハ発動機は12日、2009年12月期の連結決算を発表するとともに10年12月期の業績予想を発表した。経営再建に向け、3か年による新たな中期計画を策定、初年度となる今期は営業利益、経常利益ともに100億円、純利益でトントンを目指す。

今期は主力の2輪車で前期比12%増の654万台と過去最高の販売を計画した。北米ではなお在庫調整局面にあるが、東南アジアを中心にした新興諸国での拡大などにより、世界販売は初めて600万台に乗せる。

1ドル=88円、1ユーロ=128円を前提に、売上高は8.4%増の1兆2500億円を見込んでいる。営業損益段階で為替変動の影響が115億円の減益要因となるものの、増収による粗利の増加317億円、販売費の減少249億円などで利益確保を図る。

3月に社長就任が内定している柳弘之上席執行役員は「先進諸国は“増えない需要”を前提とした。新興市場は昨年から上向いており計画としては背伸びしていない」と述べ、中期計画初年度での「黒字化必達」を目指す方針を強調した。

09年12月期は、北米など先進国需要の大幅減が響き、営業損益で625億、最終損益で2161億円の赤字と、過去最悪の業績となった。

《池原照雄》

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