スズキ、輸入した四輪バギーが労働安全衛生法に抵触

自動車 テクノロジー 安全

スズキは12日、海外で生産し輸入した四輪バギー車(『LT80』、『LT-Z90』)に石綿を含有するガスケットが使用されており、2006年に労働安全衛生法施行令が改正されて以降、このバギー車を国内で販売したと発表した。

同法では、石綿をその重量の0.1%を超えて含有する、すべての物の製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されている。スズキは同法の施行にあたり、国内で生産・販売する製品、補修部品など、全ての部品をノンアスベスト化した。しかし、09年12月25日の厚生労働省からの要請に基づき自主点検を行った結果、違反する事実が判明した。

同法違反となるガスケットを使用した四輪バギー車(LT80)は、06年9月以降に販売したほか、海外で生産した部品を一旦日本に輸入し、海外代理店に輸出していた二輪車用補修部品にも石綿が使用されていたことも判明している。

同社では国内で販売したこれらの石綿含有品は、回収し石綿無しの部品に交換する方針。部品は密封された状態にあり、通常の使用で石綿が飛散する可能性は無いとしている。

また、回収した部品、輸出目的に一時輸入した二輪車用補修部品は、法令に則って適正に処分するとしている。

《レスポンス編集部》

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