ロータス エヴォーラ レース仕様、開発にトゥルーリ起用

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エヴォーラのワンメークレース・エヴォーラカップ用マシン
エヴォーラのワンメークレース・エヴォーラカップ用マシン 全 1 枚 拡大写真

英国ロータスカーズは10‐11日、英国で『エヴォーラ』のワンメークレース、「エヴォーラカップ」用マシンのシェイクダウンテストを行った。テストは2010年シーズンから、ロータスのF1ドライバーとなったヤルノ・トゥルーリ選手が担当した。

エヴォーラは、2008年のロンドンモーターショーでデビュー。ミッドシップの2+2シーターという独自性を発揮するスポーツカーで、エンジンはトヨタ製3.5リットルV6(280ps)を搭載する。昨年、日本上陸も果たし、850万5000円からの価格で販売中だ。

ロータスは今年から、欧州でエヴォーラのワンメークレース、エヴォーラカップを開催。エンジンは市販版とは異なる専用チューンの4.0リットルV6で、最大出力400ps以上を発生。ドライサンプオイル潤滑システムを採用する。トランスミッションは、6速シーケンシャルのドグミッションだ。

ボディには、カーボンファイバーを使用するなどして軽量化が図られ、市販版よりも約200kg軽い最低重量1200kgを実現。エアロパッケージはダラーラ社が開発を担当し、エプソムグリーンのボディカラーには、ソーラーイエローのストライプが添えられた。

足回りには、車高調整式サスペンションや強化ブレーキを装備。FIA(国際自動車連盟)の基準を満たすロールケージやバケットシート、消火システムも導入されている。

ロータスは、このエヴォーラカップマシンのシェイクダウンテストを10‐11日、英国ノーフォークサーキットで実施。今シーズンから、ロータスのF1ドライバーとなったヤルノ・トゥルーリ選手を起用した。

テストを終えたトゥルーリ選手は、「開発は途中段階だが、高いポテンシャルを持ったマシンだ。F1での経験を生かして、さらに素晴らしいマシンに仕上げるよ」とコメントしている。

エヴォーラのカップマシンは、3月2日に開幕するジュネーブモーターショーで披露。英国での価格は、12万ポンド(約1690万円)からの予定だ。

《森脇稔》

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