日立とカナダの電力公社、低炭素エネルギー技術の開発・運用で協力協定

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日立製作所は17日、カナダの電力会社であるサスカチュワン州電力公社(サスクパワー)と、CO2回収・貯留(CCS)技術をはじめとする低炭素エネルギー技術分野での技術開発・運用で協力することで合意したと発表した。

日立は、過去40年以上にわたって石炭火力、天然ガス火力、風力といったさまざまな発電分野で、サスクパワー社に発電設備を提供してきた。今回両社は、これまで培ってきた協力関係、技術力・ノウハウをもとに、CCSや排ガス処理設備(AQCS)、高効率ボイラー・タービン・発電機などの幅広い分野での低炭素エネルギー技術の開発、運用でさらに協力していく協定を結んだ。

さらに、日立は子会社の日立カナダ社を通じて、サスクパワー社のバウンダリーダムCCS実証プロジェクト向けに、150MW級の蒸気タービンと発電機を受注した。

このプロジェクトは、サスカチュワン州エステバン近郊のバウンダリーダム火力発電所の老朽化した3号機を、信頼度が高く長期運用が可能で、環境負荷の低い、ベースロードの電力発電設備に再生するプロジェクトで、州内の石油増進回収と温室効果ガスの削減を図るのが目的。プロジェクトは、世界で最初の大型CO2回収実証計画の一つで、今後、技術・経済・環境面からCCS技術を検証・評価する。

《レスポンス編集部》

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