トンネル内で追突、パトカーとトラックが全焼

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15日未明、岡山県岡山市北区内の山陽自動車道下り線で、トンネル内の路肩に停車していた岡山県警・高速隊のバトカーに対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。パトカーに同乗していた警官1人が重傷。車両は後に出火し、2台とも全焼している。

警察はトラックを運転していた熊本県南関町内に在住する46歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕している。男は調べに対して「トンネル内に入ったことでフロントガラスが曇った」、「前がよく見えないので、ふき取ろうとした直後に追突した」などと供述しているようだ。

同隊によると、事故が起きたのは15日の午前2時35分ごろ。岡山市北区牟佐(N34.43.36.5/E133.58.40.1)付近の山陽自動車道下り線・牟佐トンネル(全長1327m)内で、道路左側の路肩に停車していた同隊のパトカーに対し、後ろから進行してきた大型トラックが追突した。

パトカーは前に止まっていた乗用車にも追突して大破。助手席に同乗していた45歳の巡査部長が鎖骨を折る重傷。運転していた29歳の巡査長と、前に停車していた乗用車に乗っていた4人は車外に出ていて無事だった。パトカーとトラックは後に出火し、約30分で全焼。通報を受けて支援に駆けつけた26歳の巡査長も煙を吸い、呼吸器に軽傷を負っている。

現場は片側2車線のトンネル内。パトカーは燃料切れを起こして立ち往生した乗用車の運転者からの救助要請を受け、交通規制を行うために現場へ出動していた。

《石田真一》

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