日本自動車工業会の青木哲会長は18日の記者会見で、昨年800万台を割った国内生産について「国内マーケットは減税などさまざまな施策によってやや回復しているが、欧米の景気動向を反映して残念ながら低いレベル」と言及した。同時に国内生産は「自動車メーカーのモノづくりの基盤」とし、世界で各社が発展するための「マザー機能を担っている」と述べた。青木会長は「回復までには時間がかかる」と見ているが「国内の生産基盤は大事にすべき」と語り、一定の生産規模の確保が重要との認識を示した。