トラックと保線車両が踏切で衝突、約3万4000人に影響

自動車 社会 社会

16日未明、埼玉県川越市内にある西武新宿線の踏切で、遮断機や警報機が作動した後に踏切内に進入した普通トラックと、通過中の保線用車両が衝突した。この事故で保線車両は脱線。同線は一部区間が始発から約5時間30分に渡って不通となった。

埼玉県警・川越署によると、事故が起きたのは16日の午前3時30分ごろ。川越市南台1丁目(N35.52.58.8/E139.27.9.9)付近にある西武新宿線、新狭山-南大塚駅間の踏切で、遮断機や警報機が作動した後に踏切内へ進入してきた普通トラックと、通過中の保線用車両が衝突した。

この事故で保線用車両は脱線。トラックも線路内で横転している。保線用車両を運転していた28歳の男性と、トラックを運転していた32歳の男性は打撲などの軽傷を負い、近くの病院に収容されている。

脱線した保線車両は軌道内に敷くバラスト(砕石)を輸送するためのもの。復旧作業には手間取り、同線は午前5時ごろの始発から現場を含む新狭山-川越駅間で約5時間30分に渡って運転を見合わせた。混乱は午後遅くまで続き、推定で約3万4000人の足に影響が出た。埼玉県内の公立高校はこの日が受験日だったが、一部の学校は試験開始時刻を最大で50分遅らせるなどの対応を取っている。

警察では過失往来危険容疑でトラックの運転者から事情を聞いているが、調べに対しては「ボーッとしていた」などと供述しているようだ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』改良新型、表情一新…2026年発売へ
  2. スバル、米国顧客満足度指数調査で総合1位…安全性部門は6年連続首位
  3. ルノー『ルーテシア』新型、新デザインで大胆チェンジ…IAAモビリティ2025
  4. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  5. ダイビングで拾ったゴミとMITSUBISHIトライトンで見つけた新しい相棒関係PR
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る