意識障害は過失で発生、運転の男を書類送検

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昨年12月、島根県松江市内で普通トラックが約1.3kmに渡って暴走。車両13台と衝突し、7人が負傷した事故について、島根県警は16日、このトラックを運転していた45歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(過労運転等)容疑で書類送検した。

島根県警・松江署によると、問題の事故は2009年11月12日午前に発生している。松江市朝日町(N35.27.41.9/E133.4.3.5)付近の国道485号で信号待ちをしていた乗用車に対し、後ろから進行してきた普通トラックが追突。トラックは止まらずに走り続け、約1km離れた松江市学園南2丁目(N35.28.9.1/E133.4.2.4)付近の交差点付近でさらに2台と衝突した後に逆走を開始し、約300mの間に10台の車両と接触を繰り返した。

この事故で7人が打撲などの軽傷。トラックを運転していた44歳(当時)の男にケガはなかったが、事故直後は意識朦朧の状態であり、事故を起こしたという記憶も無かった。

調べを進めたところ、男は糖尿病を患っていたことが判明。事故当日は朝食後にインスリンを自己投与したが、食事の量が不適切で低血糖状態に陥った可能性が高いこともわかった。

警察では男が低血糖状態を自覚しながら運転を続け、糖分の摂取も行わなかった点に着目。この部分に過失が生じていたとして、男を自動車運転過失傷害などの容疑で書類送検した。

男は事故後、運転手の仕事を辞めているという。

《石田真一》

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