GM、次世代環境エンジン生産へ445億円投資

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現行エコテックエンジン
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GMは18日、米国内の3工場に総額4億9400万ドル(約445億円)を投資すると発表した。次世代「エコテック」エンジンの生産体制を整える。

エコテックエンジンは、GMグループ車に広く採用している直列4気筒エンジン。ダイレクトインジェクション、可変バルブタイミング、ターボなどにより、パフォーマンスと環境性能を両立している。現在、排気量は2.0/2.2/2.4リットルの3種類をラインナップする。

GMは、いっそうエコ性能を高めたエンジンを目指して、次世代エコテックエンジンを開発。その生産拠点となる米国内3工場に、大型投資を行う。

メイン拠点となるニューヨーク州のトナワンダ工場には、4億2500万ドル(約383億円)を投資。年間37万基のエコテックエンジンを製造し、約470人の追加雇用を想定する。

オハイオ州のディファイアンス工場へは、5900万ドル(約53億円)を投資。エコテックのエンジンブロックを、年間18.8万ユニット生産する。約80名の追加雇用を見込む。

ミシガン州のベイシティ工場には、1050万ドル(約9億円)を投資し、エコテック用コネクティングロッドを製造。約15名を増員する計画だ。

GMのデニース・ジョンソン副社長は、「今回の投資によって、次世代4気筒エコテックエンジンを増産し、排気量のダウンサイジングにつなげる」と語り、さらに環境対応を強化する方針を示している。

《森脇稔》

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