オペルの英国ブランド、ヴォクスホールは17日、『アストラ』が初代発売から30周年を迎えたと発表した。6世代に渡る累計販売台数は、約300万台に到達。英国で生産されるモデルとしては、最多セールスを記録した。
初代アストラは1980年2月、英国市場へ投入。ヴォクスホールとしては初のFF駆動車であり、82年にはヴォクスホール初のディーゼル仕様も加わった。この当時、オペル版は『カデット』を名乗っており、アストラというネーミングは英国のみで使用されていた。
84年には2代目が登場。91年の3代目からは、オペル/ヴォクスホールともに、アストラの車名に統一した。93年、ヤナセの手によって日本への正規輸入も実現している。
97年には、4代目にモデルチェンジ。2003年に5代目にバトンタッチし、09年には現行の6代目が登場した。現行モデルは、09年12月から英国販売がスタート。アストラはノースウェスト州のエリズミアポート工場で、6世代に渡って生産されている。
30年間のアストラの英国内累計セールスは、約300万台。英国で登録されている車両の20台に1台は、アストラという計算だ。また、アストラの全セールスの約25%は、英国で販売されており、英国での人気の高さを裏づける結果となった。