ホンダ、2010年モータースポーツ活動を発表

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SUPER GT参戦車両 HSV-010 GT
SUPER GT参戦車両 HSV-010 GT 全 8 枚 拡大写真

ホンダは19日、2010年のモータースポーツ活動の概要を発表した。IRLへの佐藤琢磨参戦、SUPER GTシリーズに投入される新型レース専用車『HSV-010 GT』など、新たな動きに注目だ。

四輪のモータースポーツ活動では、北米地域で2003年から参戦し、2006年から唯一のエンジンサプライヤーとなっているIRLインディカー・シリーズに今年も100%エタノール燃料のV8エンジン「HI10R」を参戦全チームに供給する。IRLに参戦する日本人ドライバーは、武藤英紀が「ニューマン・ハース・ラニガン・レーシング」に移籍、F1で活躍した佐藤琢磨が今シーズン「ケーブイ・レーシング・テクノロジー」から参戦する。

国内では、SUPER GTシリーズに新型車「HSV-010 GT」を投入し、5チーム5台体制で参戦する。「Honda GTプロジェクト」として本田技術研究所が主体となってマシンを開発し、M-TECと童夢が協力し、新型車参戦初年のタイトル獲得を目指す。

昨シーズンのドライバーとチームのダブルタイトルを獲得したフォーミュラ・ニッポンでは、3.4リットルV8エンジンHR10Eを、3チーム5台に供給する。

また、ドライバーの育成を目的に「ホンダ・フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト(HFDP)」として、若手選手の輩出に積極的に取り組む。「鈴鹿サーキットレーシングスクールカート(SRS-K)」「鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)」のレーシングスクールや、「フォーミュラチャレンジ・ジャパン」「全日本F3選手権」「フォーミュラ・ニッポン」を通して、活動する。

二輪のモータースポーツ活動では、ロードレース世界選手権シリーズ(WGP)の最高峰MotoGPクラスは、ワークスチームである「レプソル・ホンダ・チーム」のダニ・ペドロサとアンドレア・ドヴィツィオーゾに加え、サテライトチームからは3チーム4人のライダーが参戦する。戦闘力を高めた「RC212V」を開発。チーム体制とマシンの双方を強化し、ライダー、コンストラクター、チームタイトルの3冠獲得を目指す。

また、WGPには今シーズンからMoto2クラスが新設されるが、ホンダはこのカテゴリーで唯一のオフィシャルエンジンサプライヤーとして参画する。エンジンは、市販スーパースポーツ車『CBR600RR』の直列4気筒エンジンをベースに、Moto2専用に開発したエンジンを全チームに供給する。

トライアル世界選手権シリーズ(WCT)には「レプソル・モンテッサ・ホンダ」が参戦するほか、鈴鹿8時間耐久ロードレース、全日本選手権の各カテゴリー、海外の選手権など幅広いレース活動を展開する。

《レスポンス編集部》

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